GEEK JOBを受講してみたい、だけどブラック企業を紹介されたりしないのか・・・そんな不安を抱えている方がいるのではないかと思いました。
たしかにIT業界といえばブラックというウワサを耳にすることはあるかもしれません。
ですが、GEEK JOBはそういった不安へも当然配慮済みです。
GEEK JOBは提携する企業を厳選しています。どんな企業でもウェルカムというわけではなく、IT業界をよく知らない僕ら受講者のためにGEEK JOBによって優良企業フィルターをかけてくれています。その結果生き残った厳選500社の中から、さらにあなたの希望にマッチする企業を紹介してくれるんですね。
ではこれで万事解決かというと、実はそうではありません。
- GEEK JOBがあなたのためにどうしてくれるのか?
ではなく、
- 「あなた自身がどうしたいか」をどれだけ事前に具体化できるか?
があなたの就職が最終的に成功するかしないかを握るカギだったりします。
人間というのは身勝手なもので、いくら会社自体は全然ブラックではなくむしろホワイト寄り(例えば給料もそれなり、残業も少ない)なのに「何か思ってたのと違った」と感じただけでもうその会社が嫌になってしまったりするんですね。
つまり、その会社がホワイトになるかブラックになるかは自分次第な部分もあると言えるわけです。
一番大事なのは、自分に合った会社を選べるかどうか。そのためには自分の好みを把握しないといけません。
というわけで、本記事はGEEK JOBを受講して就職したあとに「こんな会社だと思ってなかった!もう嫌だ!」なんてことにならないためのコツを2つお伝えします。
ブラック企業への就職を避けるために・・・
- ITエンジニアの働き方を知ろう
- キャリアメンターへ自分の希望をしっかり伝えよう
Contents
コツ① ITエンジニアの働き方を知る
ITエンジニアの働き方には、ざっくり言うと3パターンあります。
- 自社で働く
- 他社に派遣されて働く
- 企業に属さずフリーランスとして働く
自社で働く
自分が入社した会社へ通勤し、自社内エンジニアとして働きます。何を当たり前のことを!?という感じですが(^^;
自社で働く場合でも2つのパターンがあります。
自社でサービス開発

たとえば、任天堂へ入社しゲーム開発を行うような場合です。自社開発を行う会社は、自社サービスをユーザーに使ってもらうことでお金を稼ぎます。課金サービスってたくさんありますよね。
この場合、開発したものが流行らなくて売れなかった場合はお金を稼ぐことができません。
■エンジニア目線のメリット:
- 新しい技術にどんどんチャレンジできる
- 開発したものを実際に社会に生かされている感覚(やりがい)が強い
- 全員自社勤務なので勤怠管理がしやすく残業抑制しやすい
請負(うけおい)開発(受託開発)

請負開発とは、A社がB社から「こんな機能を持ったアプリを作ってよ」と依頼を受け、A社エンジニアが自社内で開発することを言います。完成したものをB社へ納品することでお金がもらえます。
自社サービス開発と違って、完成品を納品さえすればお金がもらえます。そのアプリケーションが使われようが使われまいが関係ありません。しかし、半年時間をかけて頑張って開発したのに結局アプリケーションを完成することができなかった。その場合は半年間どれほど頑張っていようともお金を1円ももらうことはできません。簡単に言うと「成果主義」です。
■エンジニア目線のメリット:
- 色々なプロジェクトを経験できる
- インパクトの大きなプロジェクトであることが多いため自社開発とは違ったやりがいがある※自社開発は、リリース後に全く流行らず(需要が追い付かず)サービス停止、なんてこともあるので
他社へ派遣常駐で働く(SES)

A社の正社員としてB社に派遣され、B社内で勤務して開発するパターンです。
派遣というと「派遣社員」と誤解を招きそうですが、そうではなくA社に「正社員」として雇用されています。A社は「労働力の提供時間」に対するお金をB社からもらえます。つまり、B社に派遣されている間に開発していたアプリケーションが完成したかどうかは関係ありません。
よく、SES(エス・イー・エス/システムエンジニアリングサービスの略)と言われる働き方ですね。IT業界に入れば必ず聞く言葉です。SESを収益源とする企業の数は、自社開発をする企業よりも圧倒的に多いです。
自社開発もするし、SESもやっているというハイブリッドな業態の企業ももちろんあります。GEEK JOBの運営元グルーヴ・ギア社はどちらもやっていますね。プログラミング研修の教材は自社開発です。
■エンジニア目線のメリット:
- 色々なプロジェクトを経験できる
- 人脈が広がりやすい
- 常駐先に引き抜きの誘いがある(場合がある)
⇒中小ベンチャーから大企業へ入れる裏ルートだったりします
フリーランスで働く

仕事の内容ごとに個人が企業(個人の場合もあり)と契約を結んで働きます。
企業に雇われているわけではないため、たとえばフリーランスエンジニアの人が企業と「請負契約」を結んだ場合は「契約で交わしたアプリケーションさえ期日までに作ってくれればいい。働く日数や場所は自由」ということが可能になります。
よく「自分自身で仕事を探さないといけない」という思い込みがあるかもしれませんが、最近ではフリーランスのスキルと企業の案件をマッチングさせるエージェント会社が存在するため、仕事を探すことに困る必要はありません。
フリーランスなんて本当にヤバい技術を持った一部の人しかなれないでしょ・・・と思うかもしれませんが実際にはそんなことはありません。未経験からでも1年程度の経験でフリーランスに転身することは十分に可能です。
■エンジニア目線のメリット
- 案件を自分で選べる
- 給料が非常に高い
⇒企業に属していないため、企業からの利益”中抜き”がなくなるから - 週5決まった時間に働く必要がなくなる(という案件を選べる)
さて、ここまでは働き方に焦点を当てて簡単に説明してみました。読んでみてあなたの気になる勤務体系はありましたか?
この大まかな体系を知らずにIT業界に飛び込むと、例えば「入社してすぐに他の会社に派遣された!なんだこれ!」となってしまいます。基本、この3,4タイプから外れるものはありません。
※ちなみに、GEEK JOBの無料プログラミング研修を受けた直後にフリーランスになることはできず、正社員での紹介のみです。経験を積み一人でもある程度の開発業務がこなせるようになってからですね。
②キャリアメンターに自分の希望をしっかり伝える
就活に備える段階で、必ず「どういった会社・仕事を希望するか」の方針決めをキャリアメンターとしていくことになります。
この時、希望する要素が胸の内にあれば必ず、遠慮せず伝えてください。
漠然としててもよいので、あなたの思い描く仕事を素直に話してみましょう。一番良くないのは、キャリアメンターに導かれるままに進んでいってしまうことです。
このように「言われるがまま・提案されるがまま」になって就職すると必ず「こんなところだと思ってなかった」「もっと考えて調べておけばよかった」と後悔してしまいます。就職は人生において超ビッグなイベント。失敗はしたくありませんよね。
将来のビジョンといった立派なものを伝える必要はなく、
「他社常駐はなるべくしたくない」
「私服で働けないかな」
「運用や保守ではなく開発をやりたい」
このレベルでも全然構わないのです。自分の就職が100%上手く行くことを最優先にして構いません。「自分の意思を持つ→しっかり伝える」ということが苦手だなぁ、と思っているあなたは気を付けてみてくださいね。
ブラック企業の避け方まとめ
- エンジニアの働き方を良く知ろう
- 自分の働き方、やりたいことを可能な限りイメージできるようになろう
- キャリアメンターへ自分の意思をしっかりと伝えよう
今の時点で具体的な将来像を持つ必要はありません。受講開始をして実際にプログラミングに触れた後でもいいでしょう。しかし、プログラミング研修の後は必ず就職活動が待っています。
プログラミングに没頭するだけでなく、自分はどう働いていきたいのか?それを知ろうとする努力を少しだけでもしてみるだけであなたの1年後が変わってくるはすですよ。
